こんにちは。
無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、
群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
未曽有の大雪から3週間が過ぎ、
3月に入っても相変わらず寒い日が続いています。
2月の段階で既に三つの台風が発生しましたが、
これは1965年以来のことと、異常気象が連続しています。
さて今回は「壁仕上げは塗り壁が良い!」
ということで、塗り壁について投稿して行きたいと思います。
日本の最近のお住まいは、壁の仕上げと言いますと
「ビニールクロス」が普通(一般的)となっています。
このビニールクロスは、壁の仕上げ材の90%を占めているそうで、
言わば壁材は「サ〇〇ツ」の独占事業のようなものです。
残る10%を珪藻土や漆喰などの塗り壁材の各メーカー
各材料がしのぎを削って争っている訳です。
また、ビニールクロスがなぜ人気が高い(多くのシェアを占めている)のかといえば、
施工が簡単でテクスチャーの種類が豊富であること
そして何よりも値段が安い!からではないでしょうか。
ということで、殆どの業者は当たり前のように「ビニールクロス」を勧めます。
「塗り壁」は少数派ということになりますが、私が家づくりを始めたのは
「白い塗り壁の家に癒されての閃き」がきっかけでありました。
木の香りや風合い、或は白い塗り壁に気持ちが落ち着く
これが日本人のDNAの片隅に組み込まれているように、私は思います。
少なくとも、このブログを見て下さっている皆さんはそうであると思います。
勿論、自然素材である珪藻土や漆喰には
「調湿効果」や「消臭効果」など数値的な根拠もあり
健康面でも多くのブラス効果は大きいものがあります。
ビニールクロスがはびこる前の塗り壁といえば、
ポロポロ落ちる「ジュラク壁」「漆喰」「繊維壁」であって、
色合いも野暮ったい感じがあり、壁材のその座を奪われたとも言えます。
しかし現在はそんなイメージとは一新し、わたしども松島匠建が活用する塗り壁は
鎌倉で「自然素材の内装材が一通りそろう小さな建材メーカー」の
アトピッコハウスの塗り壁材です。
こちらの材料は自然素材にこだわるだけでなく、
意匠性も追及してオシャレな壁仕上げをも可能にしています。
次回は幾つかの壁材についてご紹介していきます。