こんばんは。今週末の大寒波で山に多くの良い雪が降ってくれることを期待している聖士です。
日本上空にマイナス33℃という猛烈な冷たい空気が流れてくるそうで、日本の多くで雪が降るかもしれないとの予想が今のところされています。山に降ってくれれば、僕が好きなスノーボードの楽しみが増えるので最高です。しかし、街に降ってしまうと交通に影響が出たり、雪に慣れていない人たちによる車の運転でスリップなどによる事故が増えたりと嫌なニュースも耳にします。そういう時は家でゆっくり過ごすのが一番いい選択肢かもしれませんね!
『今週末は寒くなるので』というニュースばかり聞いていると、気持ちも冷めてしまいがちですが、そんな冷気をどこかに飛ばして、一月なのに40℃近い熱気が来ているのかと勘違いするような夜を昨日は過ごしてきました。
何度もこのブログでも書かせていただいている『利根ヨットスクール』と言われる会の新年会が昨日行われました。新年会と合わせて、いつもお世話になっている茨城の丸川木材株式会社の川那子さんの社長就任のお祝いもしました。川那子さん改めましておめでとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
基本的にこの会は、群馬県の工務店さん5社とサッシ屋さん1社の計6人で美味しいお酒と食事を交えて行われています。しかし、前回に続き今回も、群馬県外の流通の方をお迎えしての開催となりました。今回は8人での開催でしたので過去最多の参加者でした。僕よりも何年も、何十年も長く建築に関わっている方たちの貴重で今後の参考になるお話は毎回とてもありがたいと思いながら聞いております。
しかし、まだ建築に関わり始めてから4年半ちょっとの僕にとって、「この人たち何言ってんの?」という話がほとんどです。太田市の田村工業株式会社の田村さんのお話は、田村さんが今まで実際に経験してきて感じたことや出来事をそのままの言葉で僕たちに伝えてくださっています。お施主様からこんな言葉をいただいた、ということ。行政やよく行くお店に行くと覚えられていて「おぉ!田村さん!」と話しかけてもらって、その出会いから色々な経験を得ていることなど。
『そんなことあり得ないよ』と思ってしまうこともあります。なぜかというと僕がそのようなことを経験していないし普通にやっていたら世間一般ではあり得ないこともあるからです。ですが、田村さんのいつも真剣で正直な言葉からはこの日のために作ってきたうその話ではないことが分かります。
僕より何十倍も経験のある先輩工務店の方でさえも「田村さん、そんなことあります(笑)?」と苦笑いをしながらお話をしていることだってあるくらいです。この笑いは決してバカにしているわけではなくて、高みを共に目指している方たちでさえ現実でそんなことが起きているのかを信じられないと思うほど不思議でビックリしている感情なんです。
数カ月に一度開催している会ですが、毎回夜遅くまで本音で熱く語り合います。昨夜も18:30からお店の閉店間際の0時まで語り合いました。外は0℃近い寒い日でしたが、お店の中は、特にこの会が開かれていた部屋の中は情熱と強い信念いう熱気がものすごく、たくさん頭を使ったのでへとへとでしたが、家に帰ってからもすぐには寝付けないほどでした。
ここまで色々なことを書いてきましたが、この会ができて、なぜ少人数で集まってお話をしているのか、この会の目的は何なのかということは、自分を含めてなんとなく皆さん理解していますが、6人が同じ言葉で言い表すことはできていません。特に僕が一番曖昧な言葉になってしまっていると思います。それぞれが自分の考えを持っていること、それも素晴らしいことですが、今回皆さんからとても重要な任務を任されました。
それは、『利根ヨットスクールの理念を決める』ことです!とても責任重大で、今の僕にとってとても難しいものです。でも、不思議とワクワクしています。自分の言葉を先輩たちはどう評価してくれるのか。評価やアドバイスを基にどれだけ自分らしくありのままの利根ヨットスクールを表すことができる言葉になっていくか。
僕はまだ自分だけの強い信念というものを持つことができていません。右に左に後ろにとブレブレです。ですので今年は松島聖士としての理念、松島匠建(株)松島聖士としての理念を、ありなままの自分、そして自分の言葉で表現するという目標を掲げています。
強い信念を持つ先輩方が近くにいることが幸せです。頭を使う一年になると思いますが、今年も頑張りたいと思います!
今週の月曜日と火曜日は、強い信念を持っている先輩の新築工事の建て方のお手伝いに行ってきました。昨年の6月まで修行に行っていた中澤建設さんの高崎市の現場です。先輩でもあり僕の人生の師匠でもあります。
いや、違いますね。お笑いの師匠です。お笑いに関しては建築のことよりも厳しく、1年半の修業期間で一度も合格をもらえませんでした。僕にはお笑いのセンスはないので、合格点はなかなかもらえないことはわかっていたのですが、そもそも合格のハードルがめちゃくちゃ高いんです。よくこんなことを言っておりました。
「俺って結構面白い人間だと思うでしょ。面白いレベルで言ったら上位だよね。全人類の上位10%には確実に入ってるよ!」
これが師匠の口癖でしたので、合格のハードルがめちゃくちゃ高いことはお分かりいただけると思います(笑)。
このようにお笑いに関しても信念を持っている中澤さんは、建築に対する想いも人一倍強いものがあります。
高崎の現場は店舗併用住宅で、修行期間中に計画が進められており、図面は僕が書いた思い出深い物件になります。月曜日の朝、現場に行くと中澤さんと社員大工さんの原田さんが手刻みで加工した丸太をはじめとする材料がありました。
松島匠建はプレカット屋さんに加工はお願いしているので、全てを手刻みでやっている中澤建設さんはとてもすごいと感じます。真っ直ぐではないありのままの丸太を組み合わせていく作業の大変さは、製材された真っ直ぐな材料を刻んだことがない僕でもとても大変そうだなと感じます。
難しい加工に向き合って、現場で組み立てられて、家の一部になった瞬間は何とも言えないほどの感情になりそうです。
去年の6月までの一年半と、倉渕での新築工事に続きお手伝いさせていただいた今回の現場で、中澤さんをはじめとする中澤建設の社員の皆さんの家づくりに対する強い信念を肌で感じることができました。
自分と向き合い、お施主様と向き合い、社員の皆さんと向き合い、木と向き合い続ける姿勢を僕も見習って、自分のブレない心を持って自分らしい家づくりに真剣に取り組んでいきたいと思いました。
2日間ありがとうございました!
ブログを読んでくださりありがとうございます。
松島匠建㈱ 松島聖士