1911月

コンクリート打設・現場試験

 基礎鉄筋コンクリートの鉄筋・型枠が組み上がり、コンクリートの打設の日です。
ミキサー車からコンクリートポンプ車にコンクリートが圧送されコンクリートの打設となります。

コンクリート打設には、コンクリートの配合を計画し、強度と耐久性のある長持ちするコンクリートを打ちますが、実際その通りのコンクリートが運ばれてきたかどうかを確認するため、現場でコンクリート試験を行います。

まず、スランプ試験(中)です。
固まる前のコンクリートの固さ軟らかさを表す用語を「スランプ」といい、コンクリートをスランプコーンと呼ばれる上端のほうが狭い円筒形の容器に入れて、コーンを真上に抜き取った時に、コンクリート頂部の高さが何cm下がったかを測定します。

スランプ値は、数値が大きいほど軟らかいということで、一般に建築用は15〜18cm程度。
基本的にスランプ値は小さい方が良いのですが、ワーカービリティー(作業性)は悪くなります。

コンクリートの強度と耐久性は水セメント比で決まり、水が少ないほど強度・耐久性が高いといわれます。

そして空気量試験 (右側)です。
専用の試験器にスランプ試験と同じようにコンクリートを入れて空気量を計測します。

判定基準は、普通コンクリートの場合、 空気量4.5%±1.5%。
コンクリートの作業性(ワーカビリティー)の改善や、耐久性(耐凍害性等)の向上のため、AE剤またはAE減水剤と呼ばれるコンクリート用化学混和剤を使用し、コクリートを練り混ぜる段階で微小な空気をいれます。

左側が、塩化物量の測定試験と圧縮強度試験用供試体の試験ピース。

コンクリート現場試験

試験に合格し、コンクリートの打設。
「21(強度)-15(スランプ)-25(最大骨材大きさ)」の配合で約13㎥のコンクリートを打設しました。

コンクリート打設

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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