037月

暑さは温度も重要!

気温が高くとも湿度が低ければ快適!

 こんにちは、松島克幸です。 6月初めに行った健康診断の結果が送られてきましたが、例年とほぼ横ばいの結果でした。 健康維持のトレーニングを始めて約1ケ月後の検診でしたが、1ケ月程では結果が目に見えないことが分かり、生活習慣の大切さを実感しています。

梅雨も後半を迎え、昨日は梅雨の晴れ間となり、今年一番の暑さとなったところがありました。 梅雨の晴れ間といえば湿度が高めのため蒸し暑く、気温以上の暑苦しさとなる事が多いですが、気温25℃でも不快に感じ、或いは気温30℃でも不快に感じないと、それは湿度の違いにあります。 

 暑さを気温だけで示す日本の天気予報は未熟!

人間は他の動物に比べて暑さに強いと言われますが、それは汗をかくからであるが、更に突き詰めれば、かいた汗が乾いた時に身体が冷えるからです。

下の図は、温度22℃の場合の乾燥空気1㎏に含まれる最大水蒸気量=飽和水蒸気量(17g)
そして温度22℃の時に12gの水蒸気量が含まれている場合=相対湿度12g÷17g=70%

相対湿度(一般に言う湿度)が高ければ、汗をかいても乾かないので体を冷やすことができず暑い!訳です。 しかし日本の天気予報は暑さを気温のみで現し、視聴者に正しい知識を与える事を怠っています。

 エコハウスのウソ(東京大学准教授 前真之著)日経PB社発行 より引用させて頂いてます。


 

 気化熱による温度降下を利用して湿度をはかる「幹湿球温度計」

「かいた汗が乾くと体が冷える」=「水が蒸発すると熱が奪われる!」からです。 この気化熱による温度降下を利用して湿度を計るのが「乾湿球温度計」で、50年前はこれがスタンダードな温度計でした。

乾球温度計(左側)は、いわゆる普通の温度計で、湿球温度計(右側)は、普通の温度計の先端を、湿ったガーゼで包んだものです。 水が蒸発するときに、乾球温度計と湿球温度計で起きていることをみてみると、湿球温度計の先端では、水が蒸発しているので熱が奪われ、そのため、湿球温度計のほうが温度が低くなります。

乾湿球の温度差が大きいほど湿度が低く、温度差ゼロの時は「湿度100%」となり、この事は下図の空気線図にて表現されます。

縦の直線が乾球温度、斜め右下に向かう直線が湿球温度、右上がりの曲線が相対湿度です。

 露点・飽和水蒸気量については過去のブログ記事「結露はなぜ起こる?」もご参考下さい。

 

 「暑さ指数」の主役は湿球温度計

日本ではとかく気温だけで暑さを示してしまっていますが、アメリカでは湿球温度の快適上限(夏の)が21℃だそうです。 以下例として同じ湿球温度(21℃)で、乾球温度差ある2つの湿度です。

A. 乾球温度21℃、湿球温度21℃=湿度100%
B. 乾球温度30℃、湿球温度21℃=湿度約45%

ここで言いたいことは、例え気温24~5℃でも湿度が90%以上の多湿になると快適でなくなり、気温30℃でも湿度40%以下のカラッと天気となれば、快適に感じるようにもなるものです。

 

 日本は夏も冬もどちらも厳しい!

 一年中気温の高いエチオピア・デュレダワと、夏の高温が続くエジプト・カイロですが、共に高温でも湿度が低いために日本の夏の様な暑さではない。

日本は夏も冬も厳しく、夏には温度を下げるか、湿度を下げるかのどちらかが必要である。

 ↑ エコハウスのウソ(東京大学准教授 前真之著)日経PB社発行 より引用させて頂いてます。

当ブログで度々わたしは、「湿気の多い時には窓開けしないでしっかり除湿して下さい」と言っていますが、それはカビ対策は勿論のこと、湿度のコントロールは快適に過ごすための大切な要因であるからです。  

最後まで当ブログをお読みになって頂きありがとうございます。

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Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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