266月

高性能(高気密高断熱)住宅の夏

住宅周り大木の特殊伐採!

 こんにちは、松島克幸です。 

 息子聖士の中澤建設修業も残すところあと僅かとなり、6月後半にして梅雨に入っての蒸し暑さが増していますね。

下の画像は梅雨入り前の青空が広がる中で、屋敷内に立つ一本の檜の大木の伐採を親戚の叔母に頼まれての作業の写真です。 

森の中に立つ木であれば簡単に伐倒できるのですが、住宅敷地内に立ってる木は、四方に住宅や塀が建ち、高さ20m以上の檜の大木は枝を全て切り落とし、枝がなくなり坊主となった立木を上から細かく切り落としていく「特殊伐採」となります。

この屋敷内の立木の伐採でよく見る光景は、大型のクレーン車を設置して、伐っていく木の部分をクレーンで吊りながら、上から切り落としていく作業ですが、この度はクレーン車は利用しないで伐採する特殊伐採です。

当然この特殊伐採には、木登りの道具、木を伐って安全に吊り落とす道具、そして木に登り伐採する特殊な技能が必要となります。

下の写真では既に枝は切り落とされ、半分から上の木も切り落とされた状態ですが、このような一本立ちの木は枝がしっかり生繁っていて、周りに住宅があるため枝伐りも一本一本慎重に伐って吊り落としますので、作業も3人で1日掛かりとなりました。

そして特に注目すべきは、この木に登って特殊な伐採をする者は女性の技師であり、男性以上の度胸と技量の宮下女史です。

 左側にも住宅があり、木の直ぐ下はブロック塀と、伐って落とすにもロープで吊りながら落とします!


  

  高性能な我が家で温熱状況モニタリング

8年前に完成した弊社の自宅兼事務所である「等身大の体感モデルハウス」は、UA値0.38、C値0.6程度と、ここ数年の弊社仕様に比べれば性能値は多少劣るものの、高気密高断熱の高性能住宅と言える建物です。

そんな高性能住まいに実際に暮らし、各部屋に温湿度計を設置し、合わせてCO2モニターと太陽光発電のモニターにて電気の消費量などを観察し、四季を通して高性能住宅の温熱環境をモニタリングしています。

 換気量の適性をはかるにはCO2濃度の確認が目安となります。(1200ppmを越えると注意レベルです!)

 

 断熱性が低いと暖房しながらの冷房!

これから迎える暑い夏ですが、夏の暑さを抑えるために断熱の一番のポイントは、これまで何度も当ブログにて発信していますが「屋根の断熱」と「西日の日射遮蔽」(←詳細はこちらを)にあります。

夏の日中の太陽は真上にあるため、50℃以上となる直射日光の影響を受ける屋根の断熱仕様が重要であり、日射が傾いてきての西日が窓から入って室内を暖める事を防ぐ日射遮蔽の二つが大切となります。(松島匠建の屋根付加断熱仕様はこちらを)

そして高性能住まいに暮らして感じる夏の一番の違いは、エアコンの効きが早い事とエアコンを止めても涼しさが持続することです。

断熱性の低い家の真夏は、エアコン全開でガンガンであ、冷えるのはエアコンのある部屋だけで、エアコン止めれば途端に室温上昇ですが、高性能住まいではエアコン付ければ直ぐに冷え、運転は弱運転で十分に冷房効きます。

その違いがどこにあるかと言えば、断熱材が薄いと家内部の天井や壁が暖められて大きな暖房材となっているので、冷房全開で暖房と冷房の戦いとなっている訳です。

反対に高断熱の弊社仕様の家では、10畳用(2.8kw)のエアコン1台で家中の冷房が賄えています。

 ↑ 松島匠建オリジナルスタンダードの最強屋根付加断熱!

 

 高断熱の家は朝が暑い!

高性能住まいは、冬は太陽の日射の力を借り暖める術があるので「冬の無暖房」も可能ですが、夏は「日射熱」「人体の熱」「電化製品からの熱」と、温める術はあっても冷やす術はエアコンの力頼みであり「夏の無冷房」は難しい訳です。

最高気温が30℃まで行かずに冷房が不要となっている時期がありますが、そんな時は朝が暑く感じるのが高性能な住まいの特徴のようです。

断熱性が低ければ、朝の気温低下と共に室温も下がるのですが、高性能住まいでは夜には家族が揃い室内の発熱源が多くなり、外部の気温の影響を受け難いために夜より朝が意外と暑いのです。

 

 一日中エアコン稼働のメリット

 エアコンはコマメにONOFFするより、一日中運転していた方が電気代が安いと良く言いますが、電気代の話しは別として、高性能住まいにおいて真夏の一日中エアコン稼働のメリットをお伝えします。

私どもの様な高性能住まいでは、夏のエアコンは各部屋に設置せずに「家中で一台」或いは「1・2階各階に一台」で十分であります。

そんな一台のエアコンで家中を冷房するには、エアコン始動時はどうしてもエアコンに近い部屋から冷えて行き、最終的は扉で仕切られている部屋も冷房が効き「時差」が生じ、その部屋毎の冷房時差を解消するには、一日中エアコン稼働が有効となります。

また、エアコンは温度を下げる働きと共に「除湿」の働きもあり、同じ温度でも湿度が低い方が涼しく感じるものであり、エアコンを断続的に稼働するより連続で稼働した方が「除湿量」は多くなるので、一日中連続してのエアコン稼働が有効であるといえます。

 

 窓は開けっ放しにしない方が良い!

外が暑い時は熱気を室内に取り込むので、窓開けはしない方が良いのは勿論の事ですが、室内に「湿気を取り込む」という理由から、梅雨以降の夏場は外の湿度が高い傾向にあるため、窓を開け放しにすることは「加湿」となりますので、窓開けはカラッとした陽気の時に限ります。

毎日体重計に乗っていると体重コントロールに気を配るようになるのと同じく、近くに温湿度計を置いてチェックするようにすると、エアコンや窓開けのコントロールに気を配るようになりますので、より快適な暮らしが目指せます。

 

最後まで当ブログをお読みになって頂きありがとうございます。

温熱にも特化した弊社の住まいは真夏でも1台のエアコン弱運転で家中が快適でいられ、光熱費の掛からない生活に変わります。

また、新築工事が多い弊社でありますが、自然素材と省エネのリフォーム、リノベーションも受け賜わっていますので、どうぞご相談下さい。


今や、「夏は涼しく、冬は温かな家づくり」は当たり前な時代となってきましたが、夏の涼しさと冬の暖かさをを確保するために、全館空調などで高い費用を掛け、多くのエネルギーを消費する家は決して省エネ住宅とは言ず、時代遅れです。

私ども松島匠建では、10畳用(2.8kw)のエアコン1台の稼働で、猛暑日でも家中涼しく、真冬でも家中暖か、そして少ないエネルギー(電気代)で年間快適に過ごせるお住まいです。

快適に過ごせる高性能住宅設備で大切なことは、初期費用、ランニングコスト、設備交換時のアフター費用に付いても、しっかり見極めることが重要となってきます。

気候変動が顕著となってきている昨今、私どもは10年後20年後の未来も見据えて、今も将来もこの家で良かったと思える住まいを造っています。 家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。

  


 夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです!

 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

 

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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