こんにちは。無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
今日の赤城山は朝から時雨も湯で、初冠雪の便り。外は冷たい北風が吹いて、一気に冬がやってきました。
そして、弊社の事務所兼体感ハウスに入ってきたのはペレットストーブです。
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Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり
東京のど真ん中(東京駅八重洲のビル横駐車場)にて、燃焼デモする新潟さいかい産業のペレットストーブ。
こんにちは。 無垢の木と塗り壁とパッシブデザインの家づくりを進めている、 群馬県みどり市の松島匠建(株)の代表松島克幸です。
こちら山の方は、朝の冷え込みが氷点下を上回るようになり、 昨日は関東地方でも春一番を観測しました。
寒さと大雪に見舞われた今年の冬でしたが、 春は確実に近づいていますね。
この時期、樹木は水を吸い上げ成長し、新しい年輪を形成しています。
そして、木の樹皮が簡単に剥ける時期でもあり、 それを狙って熊や鹿が樹皮を剥がして樹液を舐めています。
昨日は、わたらせ森林組合の通常総会があり、 理事の一人として出席しました。
当組合はここ数年赤字が続き、平成24年度はその赤字額が膨らみ、 危機的状況に陥っています。
そんな状況下の昨年度末、理事一同がまとまり、 森林組合の再生に乗り出す機運が高まってきました。
総会終了後の理事会にて、新しい組合長を選出し、 新体制でわたらせ森林組合がスタートしました。
林業といえば急峻な山の中で、きつい作業をする重労働の仕事です。
そんな林業作業は昔から3K・4K(きつい、危険、カッコ悪い、給料が安い)の代表とも 言われ、魅力のない林業作業から従事する人たちの高齢化も進んでいました。
しかし、ここ十年程前から自然志向の傾向が強まり、 都会で仕事をしていた人たちが林業作業への転職や、若い人たちが林業への就業 という流れも出始めてきました。
木製の簡易組み立てフェンス「もくべい」設置(多々良の家の外構)
「もくべえ」は、一定の間隔で設置した柱に、4センチの厚さで規格化した 地元産の天然乾燥材を差し込み、自由な形状の木塀をつくりだすもので、 二酸化炭素(CO2)の排出量が多いコンクリートから排出量の少ない木材へ 置き換えを進めようという、地域活性化エコプロジェクトです。
11月13日(火)放送 NHKクローズアップ現代 「眠れる日本の宝の山 ~林業再生への挑戦~」より
今日は夏空というより秋空、そして秋風が漂う爽やかな陽気。 梅雨明けしたばかりなのに、早くも天気の変わり目のようです。
先日、林野行政の元内閣審議官、林野庁の官僚、 群馬県森林保全部の課長さん達を交えて「将来の林業を考える」座談会があった。
林野庁の予算がここ数年で、6,000億円から2,800億円に削減され、 一昔前のように補助金をばらまくわけにいかないと言う。
そして、やる気のある森林所有者に国は応援すると言う。
それはごもっともな話であり、やる気のある林業家は 「補助金に頼らず自立できる林業」を目指して努力はしているはずだ。
先のブログ記事「70年生の杉」の中で、 材木価格が安価なために、皆伐して再造林をする気になれない」と書きました。
確かに現在の木材価格では、材価収入の殆どを伐り出し経費に引かれ、次の再造林に掛ける経費まで捻出できませんし、60~70年の時間を掛けて木を育ててきた酬いもあります。
今年度から国の森林整備計画、いわゆる林業への補助金制度が変わろうとし、地方の山林所有者は困惑し、森林のますますの荒廃が懸念されています。
わが家の山の杉で、一番樹齢の古い70年生の杉の木、一番太いのは、直径40cm以上あります。 これから製材所まで運び、梁や板に挽きます。
12月11日(土)私のところの山で「群馬の木を知る森を知る伐採見学会」が行われ、15名ほどの参加者のもと、杉と桧の伐採の見学となりました。
「木を育て森を守るという林業は、親・子・孫と三代の事業」
森林管理に欠かせない「間伐作業」ですが、「間伐材」というと細めの木材のように思われがちですが、50年・60年の山でも間伐は行われ、立派な太い丸太も出てきます。 そんな「間伐材」は十分に建築材として使うことができるのです。
森林には人工林と自然林があります。また人工林の木材は主に杉や桧であり、用材として使うことを目的として植林されています。
そして、人の手によって植えられた森林(人工林)は、人の手によって下刈り、枝打ち、除間伐などの手入れ(管理)がされて、森林としての機能も保たれるのです。