群馬県みどり市の山間にて、先人から受け継がれてきた山の木を活かすために、自ら家づくりの修業を重ねて木の家づくり工務店を起業した、松島匠建代表の松島克幸、そして2代目松島聖士の日々の奮闘と家づくりについて発信します。
前橋市三夜沢町(旧勢多郡宮城村三夜沢)にて、ウッドデッキの工事が進んでいます。
赤城山の南山麓で標高500mほどの傾斜地に建てたセカンドハウスのお宅です。
この辺りは温泉付きの宅地として、都会からの移住や週末住を求める方たちに売り出している分譲地が多く、このお宅も埼玉にお住まいのご夫婦が、セカンドハウスとして7年ほど前に建てた住宅です。
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Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり
桐生の建築家「大内栄氏」設計の、民家型構法による家の刻みが進んでいます。
1月22日、富士見村の「つくりすぎない家」が上棟となりました。 天気にも恵まれ、多くの協力者のもと、一気に棟上げまでいきました。
今日から仕事始めです。 午前には神主の斎藤さんにより、山の神様と稲荷様への入魂の儀が行われました。
「家の木材として使われるまで、幾度となくこの手に・・・」
今では殆ど使われることもなくなった丸太の梁ですが、先日ある新築のお宅で使われた。 その丸太梁は5~6年の間ストックしておいた杉丸太の梁で、私にとっては「この娘もやっと嫁ぎ先が決まった」というような気持ちだったのです。
あけましておめでとうございます。 昨年一年間、このコラムにお付き合い下さり、ありがとうございました。
ここに今年の年賀状をご紹介しますが、多忙により事業用(松島匠建)を作製できませんでした。
来月の建前に向けて、構造材の刻み加工が進んでいるKさん邸です。
昨年完成のTさん邸、勝手口上の2重窓。 設計ではシングルガラスでしたが、サービスで2重ガラスにしたのですが・・・
富士見村の「つくりすぎない家」が、いよいよ着工になりました。 16日の日曜日に地鎮祭を行い、翌17日(今日)から基礎工事が始まり、水盛り遣り方がまで進行です。
「つくりすぎない家(Kさん邸」の刻み加工が始まったものの、なかなか加工の時間が取れなくて進行が足踏みでいましたが、檜の土台に続き5寸角の通し柱の刻みが終了しました。
今回通し柱は四隅と階段横に計5本です。
桐生川内町のS邸大工工事をお願いする予定でいる大間々町の長岡建設さんですが、現在笠懸町にて地場産材の家を施工中です。
本日そちらに立ち寄り、見学してきました。
ここ数年来自然素材が一つのブームのようで、一般の工務店から大手のハウスメーカーまでが「木の家」を売り物にして、お客さんの関心を引きつけているようです。 構造材にホワイトウッドやベイマツを使い、大壁造のビニールクロス仕上げの家でも、一応は木造であるわけで、ハウスメーカーにおいては、構造がプレハブや鉄骨で、内装仕上げに薄っぺらな木を貼り付けた壁や枠を使っただけの「木もどき」の物さえもあり、木の家といっても内容は様々です。
私どもは「住まい」というものづくりを行い、地場の木材を使うことにより、地域の森林を育て環境保全と豊かな森を未来に引き継ぐこと、そして堅牢で健康な本来のあるべき住まいを建てていくこと、そんな使命を持って進めてきたわけです。 そんなものづくりに加え「人を育てる大切さ」も、このところ事に感じているこの頃です。
杉は乾燥し難い木材なので、伐倒して枝葉をつけたまま山でねかして乾燥させる「葉枯らし乾燥」を施し、乾燥を促進させます。 その「葉枯らし乾燥」を行うと木材の色が綺麗に仕上がるといわれますが、時期や伐倒の条件などにより、乾燥状況にも大きな差が生じます。
そんな杉、そして檜のストックを毎年行っている私どもですが、今シーズンは例年より早めに乾燥ストックが始まっています。
杉(すぎ)檜(ひのき)といえば、日本の代表的な針葉樹で、建築材として広く使われている木材です。
その杉という木材一つでも、産地域によって特徴のある木材となり、良く知られている名前では「秋田の秋田杉」「山形の金山(かねやま)杉」「栃木の日光杉」「千葉の山武(さんぶ)杉」「静岡の天竜杉」「奈良の吉野杉」「京都の北山杉」「高知の魚梁瀬(やなせ)杉」「屋久島の屋久杉」など、多くの産地と名前があります。
それらは、気象条件・品種・植林方法などによって、その違いができるわけです。