235月

熱交換換気システム「ヴェントサン」

ダクトレス熱交換第1種換気扇

こんにちは、トレーニングジムに通い始めて約1ケ月となり、体重1㎏ウエスト2cm減と大きな変化は見られませんが、ジム通いは続いている松島克幸です。

昨日夕方からの雨が降り続いている今日ですが、雨期の近づきをそろそろ感じ始めてきました。

 

 現状の数ある換気システムの中で何がベストか?!

シックハウス対策の一つとして丁度20年前の7月に、建築基準法の改正により住宅の居室には、換気回数0.5回/h以上の機械換気設備(いわゆる24時間換気システム等)の設置が必要となりました。

そして近年では住宅の高断熱高気密化により、室内の温度を維持した上(熱交換型)で、強制的に室内の空気の入れ替えを行うことができる換気設備である、第1種の熱交換型換気システムの導入が増えています。

 換気の必要性はこちらを → 24時間換気と気密の関係とは?スキマ風による自然換気のデメリット

 第1種の熱交換型換気システムでも様々な種類があり、断熱気密の先進国であるドイツの換気システムが主流である中、最近では国産の換気システムも良いものが増えています。

そんな第1種の熱交換型換気システムを大きく大別すると、ダクト式とダクトレス式に分かれますが、換気・温度・音の良し悪し、価格、メンテナンス等々、それぞれメリット・デメリットがあり、現状でこれがベストといえる換気システムは無く、換気システムの何を優先するかによって、設備選びを決める事となります。

 ↑ 床下にシステム本体とダクトを伏せこむマーベックスの換気システム


 

 ダクト式はダクトが床下か天井に! 

ダクト式の中でも、比較的安価で性能が評価され人気が高いのが「マーベックス」の換気システムであり、ダクトの配管が一般に天井裏が多いのに対して、マーベックスは床下にあります。

弊社でも一度採用したことがあり、総合的にはコスパに優れたシステムと思いますが、デメリットとして上げる点は、床下にダクト配管がはり巡るため、床下に潜った時の移動が大変なこと、また、一夏過ごしてのお施主様評価では、換気の出し入れが基本床下のため「冷房した冷気が下に流れるため足元が冷たく感じ、夏の冷房感覚が今一!」とご感想いただきました。

ただこれは冬に至れば、暖気が足元に下がるため、冬の暖房は上手く回る事かとも思います。

 

 ダクトレスの第一種熱交換型換気システム

ダクト式に対してダクト配管の無い「ダクトレス」の熱交換型換気システムは、弊社が最も採用している換気システムです。

このダクトレスのメリットは、イニシャルコストからランニングコスト、そして将来のメンテナンスコストが低い事。メンテナンスに関しては半年に一度のフィルター掃除で、フィルターの取り外しも楽であることです。 

デメリットとしては、ダクト式に比べてショートサーキット(部分的な換気)になり易い事、それとモーター音がダクト式に比べて高いので、寝室などでは多少気になる事もありうる事です。

デメリットである「ショートサーキット」や換気不足に対する対策として、私どもではCO2センサーを設置し、CO2濃度が上がった場合は自動的に換気量が増える装置となっています。

 ↑ ニッチ内の右上がCO2センサーで、右中が換気扇のコントローラー(ヴェントサン)

 

 ヴェントサンの熱交換の仕組み

弊社で採用している第一種熱交換型換気システムの「ヴェントサン」の熱交換の仕組みは、

70秒サイクルで給気と排気を切り換え・・・換気ユニット2台を1セットとし、70 秒ごとにファンが連動反転することで給排気が切り替わります。 通過する給排気の熱を蓄熱エレメントに蓄積回収しながら換気します。

蓄熱エレメントに多孔質セラミックを使用 ・・・ハニカム構造の多孔質セラミックは蓄熱性が高く、湿度も回収します。 また、掃除機での清掃や水洗いなど簡単なメンテナンスで性能を長期間維持します。

熱交換率87 % の高エネルギー効率 ・・・風量20 m3/h 時に、温度交換率87%、湿度交換率36%の全熱交換システムです。 ドイツの試験機関「TUV」により、ドイツ工業規格DIN に準拠した試験を行っています。

 

  ヴェントサンのメリット 

1 熱交換の省エネ性とメンテナンス性 

2 ダクトの配管が不要!設計、施工、に手間がかかりません 

3 ダクト内汚染の心配がありません ダクトの定期的な清掃費が不要です

4 消費電力を低く抑えられます 最大で年間700円程度/1台(1kw当たり27円)

換気システムの大正解が見いだせない今の住宅業界において、無垢の床や天井板、そして珪藻土の塗り壁や土佐和紙貼りの天井と、室内の空気環境にこだわる私どもであるがゆえに、このヴェントサンの換気システムの採用に至っています。

 

最後まで当ブログをお読みになって頂きありがとうございます。

新築工事が多い弊社でありますが、自然素材と省エネのリフォーム、リノベーションも受け賜わっていますので、どうぞご相談下さい。


今や、「夏は涼しく、冬は温かな家づくり」は当たり前な時代となってきましたが、夏の涼しさと冬の暖かさをを確保するために、全館空調などで高い費用を掛け、多くのエネルギーを消費する家は決して省エネ住宅とは言ず、時代遅れです。

私ども松島匠建では、10畳用(2.8kw)のエアコン1台の稼働で、猛暑日でも家中涼しく、真冬でも家中暖か、そして少ないエネルギー(電気代)で年間快適に過ごせるお住まいです。

快適に過ごせる高性能住宅設備で大切なことは、初期費用、ランニングコスト、設備交換時のアフター費用に付いても、しっかり見極めることが重要となってきます。

気候変動が顕著となってきている昨今、私どもは10年後20年後の未来も見据えて、今も将来もこの家で良かったと思える住まいを造っています。 家づくりをしっかり勉強して、多くの業者を訪ねた末に私どもを訪ねて頂くと、最後の答えが見つかります。

  


 夏も冬も雨の日も快適な私どもの体感ハウスです!

 高性能な断熱気密性能と、無垢の床板と珪藻土の気持ち良さが分かる松島匠建の体感ショーハウスへ、どうぞご来場下さりその気持ち良さと、夏の涼しさ、冬の温かさ、雨の日の爽やかさをご体感して、ストレスフリーを実感して下さい。

家は3回建てないと満足した家が造れないと言いますが、松島匠建は1度目で納得!満足!のお住まいを建てることをお約束いたします!

 

Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり

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