ひと。ひと。ひと。の桐生祭り!
こんばんは。数年ぶりに桐生祭りに行って、桐生市民の心の熱さを感じてきた聖士です。

テレビで何度も放送されたということもあり、コロナウイルスの流行が収まってから再開された桐生祭りは今まで以上の賑わいを見せているように感じます。普段は人通りの少ない桐生の街中は、祭りが行われる3日間だけ人口密度が東京の主要な駅の中のようにすごいことになるんです。
夏休み真っただ中の小・中・高校生や元気いっぱいの20代・30代の若者。桐生の街とお酒が大好きな僕たちの親世代。さらにはおじいちゃん、おばあちゃん。たくさんの人であふれかえっていました。
今回は、一緒に行った友人が、祭りの日限定で特別メニューを提供しているという料理屋さんとクラフトビール屋さんに行きたいということだったので、桐生祭り名物の八木節は踊ることはしませんでした。友人は10何年ぶりの桐生祭りだったようで、こんなにも賑やかな雰囲気に圧倒されていたし「ちょっと桐生祭りなめてた(笑)。めっちゃいいじゃん!」とテンションが上がっているのがわかりました。
今回は時間がなかったので2時間ほどで帰ってきましたが、「来年はもっとゆっくり来たいね!」と約束をしました!
心に刻む言葉!
たったの2時間だけの桐生の街の滞在でしたが、祭りの日限定の特別メニューを提供している料理屋さん、空き家や空き店舗を再活用して面白そうな事業を行っているお店、桐生市民の温かさに触れることができたことは良かったです。
先日、北橘のOB様のところへお伺いした際にこんな話になりました。「こっち方面(渋川市)に住んでいるとあんまり桐生の方って馴染みがないんだけど、この前友達と行ってみたら面白かったんだよ!なんか桐生っていう街が独特の雰囲気を持ってるよね?!」
確かに最近僕もそう感じることがあるんです。移住者が多かったり、空き家や古民家を改修して新しい事業を始める人が多かったり、クリエイティブな人が多かったり。そういう方たちとお話しする機会もありお話をしていると、自分がやりたいことと今後どうありたいか、なぜこういうことをやっているかということをありなままの言葉で楽しそうに話していることに気が付きました。しっかりとした自分、そして目的を持っているのだと感じます。
楽しそうな表情で自分の想いを話している方をみると不思議と応援したくなるんですよね。そして自分ももっと頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
そういうことと同様に、明日から、いや、1秒後からもっと頑張ろう、自分を変えていこう。といつも思わせていただく会が数カ月ぶりに今週の水曜日に行われました。僕のブログでも何度も出てきている『利根ヨットスクール』です。
先輩工務店、建材屋さんが集まってディスカッションをする会ですが、「UA値がいくらということや、この断熱材がなんたらこうたら」という建築的な話は一切しません。じゃあ建築やっている人たちが集まって何の話をしているの?というと、今回は『理念』とはなんなのかということ、『魂を込めた言葉で伝えること』、『過程と結果を大切にしていこう』ということが大きなテーマだったと感じます。
一般的には企業理念とは何なんだろうと思いGoogleで調べたりしましたが、そこには「企業が目指すべき姿」ということや「企業の在り方」などという言葉が出てきました。数年建築という仕事に携わってきて、家づくりをしていくうえで目指すべき姿は見えてきたように感じます。しかし、その姿形を理念として言葉で表現するとなんだかしっくりきません。
松島匠建は父と僕の二人だけの小さな工務店です。しかし、大手ハウスメーカーではなく僕たちを信頼・信用して家づくりを頼んでくださる多くのお客様がいることは事実です。普段あまり口には出さないけれど父には家づくりに対する強い信念があります。近くで見てきたことで、僕もこんな家づくりがしたい、こういう想いを持って家づくりに取り組みたいということが、日が経つごとに出てきています。ですので、「目指すべき姿」も大切ですが、どういう想いで取り組んでいるのかという、自分自身を世界中に届ける想い・言葉がもっともっと大切だと感じています。
しかし、28年間自分の素直な想いを人に伝えるということをしてきませんでした。ですので、言葉を選んでしまったり、人の顔色を気にしすぎて松島聖士という人間を、自分が表現しきれなかったんです。それが今になってとても苦労しており、毎日「あー、なんで素直な気持ちを伝えられないんだろ、、、」と苦しいんです。
ある人との出会いによって自分の考えが浅はかだったことにも気づかされました。言葉を伝えること、言葉を理解すること、話し合うこと。これらのことって人間にしかできないことなんです。犬同士は匂いを嗅ぎ合うことでお互いの存在を認識し合ってはいますが、それでしか伝えられません。だけど人間は話をすることができます。
そう思うと、言葉を書いたり、思っている感情を言葉で伝えたりという人間しかできないことの強みを活かさなければいけないなと感じました。伝えることができなかった後悔ってずーっと心の中に残ります。
こういうきっかけは自分が変われるチャンスです。チャンスはそう何度も来ないので、ここを本当に大事にしたいです!
最後に、最近自分の心に響かせている言葉で終わりたいと思います。
「本気でものを言うつもりなら、言葉を飾る必要があろうか」

ブログを読んでくださりありがとうございます。
松島匠建㈱ 松島聖士