「室温と体感温度が違うのはなぜか?」
熊谷のお住まいでは室温27℃でも快適!?
松島匠建代表 松島克幸です。連日の投稿になります。
前回の熊谷のお住まいについて、エアコン1台でも快適ですとの声を聞きましたが、今回はその補足として実際の室温と体感温度とに違いについてです。
断熱性能の高い住まいと、性能の低い住まいにおいて、真夏の室温が同じでも体で感じる温度は違うという、その訳をお話しします。
8月4日土曜日、厚さもピークを迎え、西日が照り付ける2階寝室の壁温度は?
壁に掛かっているエアコンは稼働していませんが、リビング吹き抜け上にあるエアコンを稼働し、サーキュレーターにて冷気を取り込んでいます。
熊谷のお住まい PM3:00 2階寝室西壁面 サーモグラフィカメラ(下)
西日の照り付ける壁面温度は25℃前後で、室温とほぼ同じです。
この場合、体感温度は25℃であります。
真夏の日中、断熱性能の低いお住まいの天井や壁面温度は35℃位までになるのは、普通のことです。
そこで、エアコンガンガンで室温23℃に下げても体感温度は、
(23℃+35℃)÷ 2 = 体感温度は 29℃ です。
また、壁面温度が高くなっているので、エアコンを切った途端に室温もあがってしまいます。
冬も同じことで、断熱の低い家は周囲の壁面温度が低いので、室温以上に寒く感じるのです。