性能値競争はご法度としたいが、既定の気密測定を!
UA値、C値はどのくらいですか?と聞かれる時代に!
松島匠建代表 松島克幸です。
新型コロナも騒動から1年以上が経過し、今尚騒動は続いています。
外出自粛を強いられ、在宅勤務、テレワークなどにより、この1年で家づくりユーザーさんの傾向も劇的に変化しています。
特に建築系YouTubeの盛り上がりにより、高性能な家づくりをしっかり勉強し、皆さんUA値とC値、耐震等級を気にしての問い合わせが殆どとなってきています。
マイホームを持つことは、人生で最も高額な出費であるので、後悔のない形で住まいを手に入れるよう大いに勉強することは、とても良い傾向であると思います。
しかし、そんな中で知識や情報を詰め込め過ぎて、ご予算無視のスペックオーバー、或いは情報過多で何が良いのか決められないと言った「住宅迷子」「家づくり迷子」と言われる方たちが増えてきています。
それと共に我々業者も性能値競争を繰り広げてきている傾向となり、それはそれで問題もある訳で、家づくりの原点を見直すことも必要なのではと思います。
そして家づくり迷子の一番の被害者は家族であって、何を目的としてに家を建てるかと言えば、まずは「家族の幸せのための家づくり」であり、私たち業者はその原点があっての延長として、性能値や便利な設備があるということを忘れず、共に独り善がりの家づくりとならぬよう心得ておかねばと思います。
とは言え、太田のお住まいもほぼ完成が近づき、お引渡し前に既定の「気密測定」を行いました。
↑ 地場の木材をふんだんに使用しての2階の階段ホールと、ファミリーコーナー、子供室です。
お子様はこれからというご家族なので、ホールと子供部屋は仕切らず広々使い、必要となったら間仕切れるようにしています。