12月11日(土)私のところの山で「群馬の木を知る森を知る伐採見学会」が行われ、15名ほどの参加者のもと、杉と桧の伐採の見学となりました。
「木を育て森を守るという林業は、親・子・孫と三代の事業」
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Posted in 工務店ブログ!ちょっとオシャレで贅沢な木の家づくり
森林管理に欠かせない「間伐作業」ですが、「間伐材」というと細めの木材のように思われがちですが、50年・60年の山でも間伐は行われ、立派な太い丸太も出てきます。 そんな「間伐材」は十分に建築材として使うことができるのです。
森林には人工林と自然林があります。また人工林の木材は主に杉や桧であり、用材として使うことを目的として植林されています。
そして、人の手によって植えられた森林(人工林)は、人の手によって下刈り、枝打ち、除間伐などの手入れ(管理)がされて、森林としての機能も保たれるのです。
先月の18日の日曜日は、旧暦の9月1日。 丁度半月前が十五夜の月見でしたので、18日は新月だったのです。
最近「新月伐採」が良いと言われています。 化学的な根拠はないようですが、昔から新月に伐った木は、虫が付かなくて木割れも少ないそうです。
良いことはできるだけ取り入れようと、私のところでもできる限り新月に近いところで伐採を行っていますが、虫が入り難く、木の色艶も良いように感じられます。
土用も明日までで、7日は立秋、夏も終わりですね。
土用の期間は、立夏・立秋・立冬・立春の前18日間ですので、年に4回ありますがご存知でしたか。
今夏の土用入りが丑の日でしたので、今年の夏は「土用丑の日」が2回ありました。
また土用の間は、土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれました。
夏の間は、木の伐採などもオフシーズンですが、「伐採の道具」をご紹介します。
あずま小学校の6年生の総合学習にて、子どもたちが私の仕事の話が聞きたいということで、金曜日の午前中、課外授業に来てくれました。
この授業の目的は「いろいろな職業の方から、仕事の話や苦労話などを聞いて、子どもたちが自らの目標とする将来像を模索する」というような授業だそうです。
私からの話と、子どもたちから私への質問、そして実際の木の温かさなどを子どもたちに実感してもらいました。
以下、私から子どもたちに伝えた、おもな話です。
新築~リフォームと、建築現場が忙しくてなかなかできないでいた、「葉枯らし材の搬出作業」が今週半ばから始まりました。
「家の木材として使われるまで、幾度となくこの手に・・・」
今では殆ど使われることもなくなった丸太の梁ですが、先日ある新築のお宅で使われた。 その丸太梁は5~6年の間ストックしておいた杉丸太の梁で、私にとっては「この娘もやっと嫁ぎ先が決まった」というような気持ちだったのです。
ここ数年来自然素材が一つのブームのようで、一般の工務店から大手のハウスメーカーまでが「木の家」を売り物にして、お客さんの関心を引きつけているようです。 構造材にホワイトウッドやベイマツを使い、大壁造のビニールクロス仕上げの家でも、一応は木造であるわけで、ハウスメーカーにおいては、構造がプレハブや鉄骨で、内装仕上げに薄っぺらな木を貼り付けた壁や枠を使っただけの「木もどき」の物さえもあり、木の家といっても内容は様々です。
「木材のトレーサビリティー」とは、木材がどのように生産され、どのような経路をたどって消費者のもとへ届くのか確認するためにできた、食の分野で確立されたシステムです。
今回の大雨はこちらだけではなく、中国南部は大雨による洪水で、住宅や農作物への大きな被害があったようです。
そんな中、「ぐんま・森林と住まいのネットワーク」平成19年度の通常総会が、雨の降りしきる10日に開催されました。
葉枯らし乾燥、製材、桟積み乾燥と進む、今年の木材ストックも、一段落の区切りが付きました。 今年は例年より多目のストック量となり、桟積み乾燥の山もにぎやかです。
この秋、桐生市川内町に着工予定の「Sさんご一家」のお住まい。 大黒柱に枝付きの丸太柱を使いたいと、その木を選木して伐採に立ち会いました。
日本の森林はスギやヒノキの人工林が約40パーセント。 残りは天然林、かって薪や炭を生産する人が育てていた森林です。 人の手が入っていない原生林は2パーセントしかありません。 日本の森林は手を入れられることによって、守り育てられてきたのです。
しかし・・・
花粉が飛び交う季節です。 「本来の林(森)と言うのは高木・中高木・中低木・低木と、各種雑多でその土地に合った木(潜在自然植生)が入り混じり、育つことが良いわけで、スギならスギばかりを植えてしまうと、自然に反してしまうため、杉の木が子孫を残そうとして花粉を多く出してしまうわけ」 これは、『鎮守の森』で世界に知られた宮脇昭氏の言葉。